これは面白かった。
史実に着想とは知らなかったけど、アフリカのダホメ王国の女戦士部隊アゴジェの人達。ダホメは奴隷貿易国として描かれている。
女はものとして扱われ、身売りされたりお金のために無理やり結婚させられたり。昨今よくある過激な「女性のための」とか「男は害悪」とかの、お説教っぽい映画ではなくて(まぁそれも言いたいとは思うが)、思いのほか歴史エンタメ。胸熱(笑)でしたわよ。
私が胸熱で、心踊ったポイントは、アゴジェの女将軍ナニスカ…ではなくて、部隊で新人ナウィを導くイゾギさんでしたね。この人どっかでみたなーと、007やキャプマに出てた人か。カッコいい。
イゾギさんは何かと主人公を気にかけて、こりゃあ死亡フラグたつわと心構えしてたら…いい姉御キャラだった(合掌)
ナニスカの親友、右腕的存在のアメンザさんは細いけど、それはそれで機敏な戦闘スタイルで、ナニスカをずっと支えてきたんだなぁというのも良かった。ナウィはじじいとの結婚がいやで、(育ての)父に部隊に強制的に入れられちゃう。これはあえての作戦だったけど、でもやっぱり訓練はめちゃくちゃハード。ド素人から、立派に戦いを生き抜く強い娘に成長した👏
なんだけど、肝心の主人公である将軍が、イマイチ弱い。いや、戦闘はくそつよだけど(笑) つらい過去はとてもとてと分かるが、私にはパッとしないキャラクターに感じてしまった。なんでかしら？
ともかく、ちょっと長いけど、某アメコミのあれやこれよりも(伏せます)もっと血生臭くてガチな人間同士の戦闘シーンは、リアリティーがあって迫力だった。
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