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風と共に去りぬのwandaのレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.7
初鑑賞。
私も何があっても、スカーレットのように強く(図太く)生きていきたい。
いや、まじでそういう風に勇気づけられた。

恥ずかしながら、原作を読んだことないので、どんな話か知らなかった。
南北戦争の頃が舞台。スカーレットはわがまま自己中お嬢様。「こんな娘が主人公じゃあ愛せないわ」なんだけど、次第にスカーレットの勇気やたくましさにひかれていく。戦争のむごさは善くも悪くも人をおおいに変える…

なんでそんなに、なよなよアシュレーにぞっこんなのかわからんけど(笑)、本当は嫌いなはずのアシュレーの奥さんメラニーのため、自分の「家」を守るため、「もう誰も餓えさせない」って誓いに震えた。必死に動いて働いて、誰に何と言われようとも、自分の思ったことを行動にうつす。たとえばこの時代で女が会社をおこして成功するなんて、すごくない?アシュレーなんて帰還してからはクチだけで生活面では役立ってなくない?
スカーレットもそうだけど、私はメラニーも強いと思った。押し入り強盗の件とか。病弱だけど、心は強くて綺麗よ。ここだけの話、アシュレー抜きでスカーレットと女達だけでも生きていけるんじゃないかと、むしろそれでいいのに(笑)
あとはマミー、字幕のせいもあり、世話焼きおばちゃん感がよき。心強い味方。

でも、スカーレットの人生は金の為に妹の婚約者と結婚したあとも、平穏じゃあなくて…
三度目の結婚は因縁?のレット。彼との結婚、娘のボニーが生まれても、なんでこんなにこじれるの?って、そりゃあこの時までもなお、アシュレーに想いを寄せてるらしいスカーレット。なんてこった!
この後も追い打ちをかけるがごとく、スカーレットには試練が。こんなに波乱な人生もそうそうないわね…


この映画は20代の時に見たかったな。
そして次はまた5年後とか、10年後に。
南北戦争の頃の話だし、いつもの私なら黒人差別のこととか、考えなきゃならんこともあるのだろうけど、今回の鑑賞ではスカーレットの人生で頭がいっぱいであまり考えがよぎらなかった。そういうこともひっくるめて次回鑑賞時に考えよう。


27



以下、一応ネタバレ。






あの有名な台詞、最後の最後に。
なるほど、これ以上の決め台詞ってある?これからスカーレットどうなっちゃうの?って残り時間も気にせず見てたので、最高の終わり方過ぎて、笑っちゃったよね(笑)
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