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地下室のヘンな穴のyukiyoのネタバレレビュー・内容・結末

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


 「その穴に入ると半日進むが3日若返る」
 不条理コメディ。
 ヘンな映画やなとおもたら監督があの怪作『RUBBER』のカンタン・デュピューだと判り、納得納得。

 主要な登場人物は熟年夫婦と、友人の社長カップルの4人。
 それぞれの仲は良好ながら、「欲望」が芽生えると共にその関係性が崩れてゆく。
 「見えていたものが見え難くくなる」のが、「内側が腐って虫が湧く」の暗喩なのかは判らんが。

 奇妙な設定にばかり注目される本作だけど、本当に奇妙なのは後半唐突に始まる長い長いダイジェストで終わる作りこそが奇妙。
 何を考えているのか何も考えていないのか。侮れない。

 個人的には「電子ペニス」が衝撃的だったけども、さておき、どうしてハシゴを下から昇らせなかったのだろうか。疑問。
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