課長（以下課）：短尺のタイムループものとして気軽に観れるのかと思いきや、なかなか会社そして仕事の在り方について深い示唆を与えている作品だな。
ヒロシ（以下ヒ）：広告代理店のハードな社畜生活の一週間が無限ループしてしまっていて、職場の部長が知らず知らずその原因になっているので、部長にそのことを気づかせなければ抜け出せないっていうのが大まかなストーリーですが、マキタスポーツさんが演じているこの上司がなかなかの昼行灯で話をマトモに聞いてくれません！（笑）
課：まぁ、普通の上司ならこの状況で「タイムループしてます！」とか言われたらそいつの精神状態を気にするよな。ってことで担当から主任、課長とこの話を信じてもらって、最後に直属の部下から部長に上げてもらうってのが、現実社会の案件の通し方と同じで笑えるぞ。
ヒ：「何を言うか」ではなく「誰が言うか」。この辺はサラリーマン世界の「縮図」ですよねー（笑笑）、そんなミッションを一丸となってこなすことで、普段は自分の仕事が精一杯で周りを顧みない人たちが、一つのチームとしてまとまっていくのがちょっと感動的でもあります。
課：仕事での付き合いだとギスギスしがちだが、その人も自分と同じく悩みや苦しみをもっているんだと共有することで、親近感がわいて仕事もスムーズにいくっていうのも「社会人あるある」だよな！
ヒ：82分の短尺ながら、そんな現代社会に生きるサラリーマンの心の奥底にグッと響いて来る作品です！僕を含め会社における人間関係に悩みをお持ちの方にはオススメですよー（笑）
課：俺はどっちかというと部下のヒロシが「悩みの種」なんだがなー、、、。
ストーリー 4
キャラクター4
世界観 3
演出・演技 4
音楽 3
「シュミッソ」に一票！度99
