るい

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきましたのるいのレビュー・感想・評価

4.1
昨年末に話題になってた韓国映画
ついに観てみた
38線、いわゆる韓国と北朝鮮の
軍事境界線で起きた
一等宝くじを巡るゴタゴタを描いたコメディ

ある日韓国の居酒屋で捨てられた一枚の宝くじが車に貼り付き、軍事境界線に流れ着く
それを偶然、韓国軍の監視所でパク兵長が拾う
脱走兵監視を任されてるのにダラダラと仲間と過ごしてる中、テレビをつけると
ちょうど宝くじの抽選が行われていて
呑気に
さっき拾ったくじと照らし合わせていると
まさかのくじが番号と一致し
一等が当たり、気絶してしまう
その額58億ウォン(日本円に換算して約6億円)
数日後
案の定有頂天になって浮かれていた
パク兵長はうっかり一等くじを風で飛ばしてしまい
くじは風に揺られて、あろうことか軍事境界線を越えて
北朝鮮へ飛んで行ってしまう‥‥

まさかの朝鮮戦争から続く南北朝鮮・統一問題を
面白おかしく扱う作品が現れたとは🤣
とにかくドタバタがベタで面白い
とにかく基本バカバカしい展開が続く
俺のものだの争いとか
北とか南とか
そう
その中に絶妙に南北問題を取り入れてるのが凄い
統一ってなんなんだろうとか思うんだけど
争ってることが、ちっこいから面白いんだよな
マジで宝くじ奪還作戦計画してたり
北と南で話し合いして解決の道を探ったり
6億の山分けごときでめちゃくちゃ細かい誓約書作ったり
こんな争いしてるくらい平和なら良いのにって
現実でシビアに起こってる事とのギャップを本当感じる
邦題元になってる「愛の不時着」や「JSA」とか同じく軍事境界線を題材にしてる
作品を
たぶんだけど
意識しちゃってるとことかもウケたな
飲み交わしたり、ゲームやったり、踊ったり

JSA(共同警備区域)で起こる
北と南の謎の友情展開とか
なんかほっこりする部分もあるし
やっぱり統一ってお互いにとって大事なんだな
まさかアホアホ映画でもちゃんとメッセージ性があるとは🤔
るい

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