眉なしにハズレ無し
前作のババア、パールの若かりし頃のお話。意外と社会派要素あり。予告で女性版ジョーカーと書いてあったけど、見て納得。パールがあんなことをするようなった理由が丁寧に描かれていた。戦争、スペイン風邪などなど、家を出たいパールの思い描く夢と現実の摩擦はパールを苦しめ、抑圧された生活から生まれた狂気の解放までの過程がとてもリアル。
ミア・ゴスの演技は想像以上。背筋凍った。自分の語彙力では語れない。
最近のアメリカホラーの進化には本当に驚く。悪魔もキリストもエスパーも宇宙人も出てこない、世界どこでもありうる事を題材にしていて考えさせられる。これもコロナで世界各国が同じ恐怖を味わったから出来たことなのかなと、これからのホラー映画の事を期待しちゃう。