2023年77本目。
Xの前日譚、アメリカの片田舎でダンサーとして都会へ出ることを夢見る女性パール。
しかし、彼女の親はそれを許さず、次第に彼女を追い詰めることに…。
とは言いつつも(笑)
そんな追い詰められる存在であるパールが明らかにマズい人物であることは冒頭のイントロで既に明かされており、パールのシリアル・キラーとして資質を示唆している。
宣伝で引き合いに出しているJOKERよりは、ホームドラマテイストで裏に闇を抱えている点から、ドラマのワンダビジョンを彷彿する。
テイストも含め、猟奇的なノリなので、前作よりも盛り上がりを感じたが、所詮R24作品の範囲なので1作目同様盛り上がりに欠け、殺戮シーンも少ないため不完全燃焼気味なのは否めない。
ミア・ゴスの怪演は手放しで称賛する。
前作で怯え逃げ惑った女性が、今度は瞳孔ガン開きでヤベェ女を演じていて、話としてもそれが効果的に作用しているし。
この作品は彼女のためにある、といっても過言はないくらい。
