サイコパスなシリアルキラーの話かと思っていたけど、普通にかわいそうだった
終盤の長台詞を聞くと、何かが欠けているというよりは与えられなさすぎた……のかな?
喧嘩する場面でハッキリ言うところを見ても、パールは普通の感覚を持っているように思えるし。
母親の言うことも至極マトモではあるけど、それって自分自身の挫折を味わってたどり着くものであって、人に言われて理解できることではないからね。というマジレス。
義理の姉がいい人だったのが本来は救いだけど、パールの立場から見たらそりゃそうか……
と、どちらかと言うと誰もが日々に抱えるやりきれなさをバイオレンス描写で昇華?供養?するような、意外とやさしい映画なんじゃないかと思えてきた。
ラストは耐久。
ジャンルは皆わかって観に行く上でクラシック映画調のオープニングで恐怖感を煽る感じがA24らしい。気がする。
Xもそのうち観てみよう。