面白かった。
退屈な映画は「ちょっと退屈かも、」と思い始める時間があるが
この作品は展開がポンポン進むのでそういう隙を与えられなかった。
展開が、というのもあるがこの少年自身が行動力があり、思ったことを次から次へと進めていくから見てて心地よい。
今の時代、何が正解で、どの方法が最短距離でコスパが良くて、、、
みたいな思考回路になりやすいからこそ、
正解とか不正解じゃなく、こうだ！と思ったことへ突き進む若者の姿を見て終始気持ちよかった。スカッとした。
今の若い子は、あんまり間違ったことをしない。
（間違い、ということ自体ないのだけれど...)
人から咎められるような、わかりやすい恥！みたいなことはしない。
どうなるか、どこからどこまでの範囲なら炎上しないかわかってるから。
でも、情報や知識をどんなに増やしても、結局身につくのは、思い出に残るのは、「実際の経験」であり、
そして実際体験してみると、情報と違うな、と思うこともある。
自分自身も何かを始める時「正解なのだろうか」「やらない方がいいのではないか」と考えて二の足を踏んでしまうことが大人になって増えたけど、
失敗しても良いから、「ほれ見たことか」と言われても良いから、
彼のように思ったまま動いてみたいと思った。
正解か不正解かは置いといて、とても、シンプル。
それが、羨ましかった。
