東京フィルメックスにて。
パナヒ監督が本人役でリモートで演出する劇中劇と、滞在する国境近くの町でのあれやこれやと。
どこまでがフィクションでどこからがドキュメンタリーなのか、痛烈な叫びが込められているように感じました。
パナヒ監督が現在のイランをどのように見つめているのか、オフビート気味な空気感ながら猛毒が染み込んでいるかのような、圧巻の一本でした。
原題、キレッキレでした…!
結果として本作で始まって本作で終わった今年のフィルメックス、味がありますね。
初見時に前知識が無さ過ぎてハマれなかった「人生タクシー」、見返したいと思います。