2022年 イラン映画
原題:クマではありません/クマはいない
ジャファル・パナヒ監督・脚本・主演
☟感想☟
この田舎の閉塞感…。
日本の田舎にもあるよね…。
変なローカルルールがあって…。
親の代以前から住んでいないと余所者扱い。
自分みたいに父親の仕事の関係で住むことになったものにとっては住みにくかった…。
わー!やだー!と心の中で叫びつつ、あそこから出られて良かったよ…と思いながら観た。
唐突に熊の話が出てきて伏線に気づかず。見落としたかな?
村の昔の嫁取りの風習が怖かった。
目をつけていた女性を川で待ち構えた男性が女性のチャドルの剥ぎ取ると婚約が成立するという。
女性側が嫌がっても意味なし…。
田舎でも治安が良いとは言えなかったのも思い出した。
つくづく女に生まれると地獄だよな…。
クマといえば、すぐボロボロになるということがSNSで流れてた隈研吾デザインの建築物件が浮かび頭から離れなかった。エッフェルさんの建築は長持ちしているのに…。
この作品のように映画を作ったら逮捕されるような環境で自由に撮影できなくても世界中で認められる作品が作れるのに、自由に撮影できる環境ではあるけれど、そういう作品が多く作れないってどういうこと…?とふと思った。反対に忖度が働くとか…?