このレビューはネタバレを含みます
ティモシー・シャラメなら何やってもありなんかい! ロードムービーやないかい! ということで、めちゃくちゃ良い。あと、人食い同士のソリが合わなすぎ。
と言うわけで、1番気になったのはマーク・ライランス演じるおっさんの「血が乾くとき、そばに人がいること」の奇跡さ。とても見ちゃおれん存在なのだが、おっさんも切実であり、スクリーンの向こうからあざ笑ってるかのようにも見えた。
そして天気はいつも良い。陽の当たるロングショットからの接写とか、この人の映画を見てるなあと思う贅沢な時間だった。一方、BGMが2つ同時に流れてるような箇所がいくつもある気がするんだけど、確信はない。ただ、そのような箇所での不安定さにはゾクゾクした。
人食い映画なので苦手な人は厳しいと思う。オレも苦手な方で、見たくないシーンも確かにあった。そこはスコアに反映せず。