のんのん

ボーンズ アンド オールののんのんのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
5.0
カニバリズムとティモシーシャラメ。観る前からわかっていました。わたしは好きに決まっている。ポスターだけでロマンティックだもの。

人を食べると言えば、ジェフリーダーマーのドラマを数ヶ月前に観た。人間を切り刻んで冷蔵庫に入れたりして、フライパンで焼いて、ナイフとフォークで食べるのだ。

どうしてわたくしはそんなの観ちゃうのか。

今日、映画を観る前、赤いお肉を食べちゃった。いくら美しいティモシーシャラメでも、お肉はやめておけば良かったかな?と少し不安になった。

しかし何も問題無かった。問題どころか、ティモシーシャラメと一緒なら、同じ人間を分け合って食べたいなどと思った。わたくし、どうかしてる。

人間を食べたあとの血だらけのお顔、ティモシーシャラメも、彼女も美しかった。

KISSのレコードかけて歌い出したとき、本気で胸が高鳴った。やば、わたし、いい年して。心臓発作で死んじゃうぞ。

挙げ句の果てには切なくて涙が出た。なんなのよ、泣ける映画だったのかよ!ティモシーと言ったらハットンか?と思っていたぐらいだったが、シャラメが好きになった。

同じ列に座っていたカップル、恐らく彼女の方も泣いていた。くぅー、このあと、映画に浸って2人でロマンチックな時間を過ごすつもりなのかよと思ったら、羨ましくなった。

最近、ベティブルーを思い出したりしていたからかなぁ。ベティブルーやトゥルーロマンスのような、少しの狂気がある恋愛映画と、この映画は重なる。たまらん。

こんな文章を母親が書いてると子どもたちが知ったら、カニバリズムなんかよりもオエってな感じでしょうね。

しかし、こういった映画にグッとくる男子に育っていてほしいなぁと思いました。

なによ、そんなに言うほど人食べないじゃないかよ!と物足りなく感じる人はダーマー見てほしいですわ!
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