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ボーンズ アンド オールのぺーのレビュー・感想・評価

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)
3.7
映画 ボーンズ アンド オール(2022)イタリア.アメリカ/130分/R18+
監督 ルカ・グァダニーノ
脚本 デヴィッド・カイガニック
主演 ティモシー・シャラメ
   テイラー・ラッセル
   マーク・ライランス

カニバリズムとして産まれた悲しさと、他人の人生を奪ってまでも喰らい尽くす罪悪感、それらと愛がテーマであるからこそ描くことの出来たラブストーリー。
血塗れになりながらもキスをして恋人を骨まで食べるシーンが印象的だった。まさにボーンズ アンド オール。
タイトルを回収した。
生々しくて食人シーンは結構グロいし殺人シーンも刺したり絞めたり切ったりとリアリティがあった。
父親に捨てられ本当の母親を見つけるまでに人を食べない葛藤を保ち続けるのは絶対無理だった。
何故なら彼女ら彼等は人を食べる衝動が抑えきれないからだ。こんな自分を産んだ、両腕を食った食人の母親に対する失望感が伝わった。
孤独感がありながらも、匂いで仲間がいると分かった時に何か救われたんじゃないかな。危ないヤツもいるけど、良い奴もいる。
美しくて、残酷な世界。
生きにくくて辛い、今の世の中で生きて苦しむ若者にも当てはまっている。
ティモシーファンの女性陣が恐らく鼻血を出しながら興奮して観れるの間違いなし。
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