映像美とは裏腹に、人を食らうシーンのグロテスクさが何とも言えない奇妙さでした。何度もウップ…となるくらいには気持ちが悪かったですが、それでも続きが気になってしまうのが不思議なところです。
普通 になろうと模索しながら放浪する2人。社会に溶け込むことのできない同士がこっそりと恋に落ちていくのはロマンチックでした。血みどろの物語がロマンチックなはずないのに。愛する人の身体を食べるなんて愛の真骨頂ではないか。マレンは彼の骨まできちんと食べたんだろうか。
見終えてから放心しています。ティモシーの涙が鼻先に流れて、こぼれ落ちていく様が美しかった。いいものを見させてもらった。ありがとうございました。