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サントメール ある被告のよのネタバレレビュー・内容・結末

サントメール ある被告(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

問題は、被告の席に座っているのが誰か、ではなく、その席に座る可能性があるのは私でありあなたでもある、という点。これが主題であることは法廷劇で徐々に明かされる被告の女性にまつわるエピソードを聞いていれば明白で、それをわざわざ画面外の視聴者に語りかけるような口調で全て言語化してしまうラストはあまりに無粋。2時間の累積をもっと信頼してくれと思わずにいられない。聴衆する女性と被告の女性を重ねるカットバックはよかった。
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