クリムゾンキング

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作の殺人で人々から神格化されたアーサーが件の事件の裁判を通して「俺って一体なんなんだろう?」ってずっと悩み続ける。

は?

やっちゃいけないんだろうけどバットマンの宿敵、ジョーカーという存在を念頭に置いて見ていたので、冒頭のカートゥーンから実写に変わる演出は人々を小馬鹿にして悪事を働くジョーカーらしいなってちょっと期待したし狂気を演出するための歌の挿入もありだって思ったけどそれ以外がお話にならないくらいつまらない。
つまらないは語弊があるけど魅力を感じない。

ホアキン・フェニックスの演技力はもちろんすごいし裁判所での大見得を切った演説(弁明?)もいいと思ったけど最終的にハーレイクインに見限られて闇落ちして怪物ジョーカーが生まれるかと思ったら信者の囚人に刺されてチョン。

いやこれをジョーカーでやるなよ。

「アメコミってバカみたいだろ?だから俺っちがキャラを大人な味付けして大人の映画に変身してやったぜ!」とかいうアメコミを下に見てるみたいな展開というか内容だと思ってしまったのと「悪役に情けや共感なんていらねーんだよ!ただただ人々を小馬鹿にして恐怖に陥れてくれればそれでいいんだよそこが悪役が魅力的なところだろ!」って思ってるので自分には刺さらなかった。

なら観るなよって話なんだけど。