このレビューはネタバレを含みます
大前提として、ジョーカーはDCの名を借りてアメリカン・ニューシネマを現代に復活させたことにより色んな層の人に見られた傑作映画でありあれで完結していた
前評判から全く期待せずに見に行ったが案の定マトリックスレザレクションのように無理やり作らされたのだなという感想
予算はあるはずなのに低予算映画かのように同じセットのシーンが続く
ミュージカルにお金がかかっていそうなのだけどなんでミュージカルになったのかが分からない
というかそうするならそっちに振り切ってくれた方がまだ良かったかな
なんかジョーカーの反省会をしているような感じのストーリーだったなあと
まあどう作っても叩かれるだろうし多分正解は無かったと思う
あるとしたら続編を作らないということ
良かった点は勿論撮影と演技と音響
これは流石のトッド・フィリップスなので演出面は妥協が無い
あえてなのかトッド・フィリップスはこの映画でジョーカーを完全に終わらせた(もう作りたくなくてか?)ので、オリジナル作品に注力して欲しいところではある
正直この映画のためにこんなに優秀なスタッフや演者を長い間拘束していたのは勿体ないと思う
擁護すると話としてやりたい事は理解出来た
けど感情移入が出来なかった
映画館で見たのにすごく俯瞰で見てた
どうやって終わらせるんだと思ったら1番ストレートな終わらせ方してきたんだけどそれはあまりにオシャレじゃなさすぎた
スタジオ側はいい加減無理やりの続編とかフランチャイズ方式をやめた方がいいと思う
金は稼げるかもしれないけど誰も望んでないし映画界をダメにしてます