このレビューはネタバレを含みます
米国社会の闇を表す色使い、画作りに改めて考えさせられた。
老年判事と若年検事は白人男性。男性、黒人女性、先天性奇形の男性の順に証言席に上がるのだか、彼のお尻の下にはご丁寧にもイエローページが敷かれていた。
黄色人種はそこですか…。
最も衝撃だったのは爆破された裁判所からアーサーを連れ出すジョーカー信者が、どう見てもポップオブキング、マイケル。生涯肌の色に苦悩した彼の姿が黄泉帰るって、やり過ぎ。
判事や看守がデ・ニーロ似なのも、狙い通りに重い。
一作目の社会批判がスルーされ、エンタメとして大ヒットしたことを受けての本作。
監督の思いはどこまで届くのだろう。