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湯道のmomominnのレビュー・感想・評価

湯道(2023年製作の映画)
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お風呂版
ニュー・シネマ・パラダイス!(笑)

〝昭和の遺物〟とか言われてたけど、
コテコテ過ぎて、むしろ異世界食堂ならぬ〝異世界銭湯〟。
のれんの向こうは異世界でした(笑)

「まるきん温泉」内部はともかく、
町並とかは逆に整い過ぎてて朝ドラかドリフのセット感。←新喜劇ではなくドリフ
まるきん温泉の外観も立派過ぎ~。
何回も同じ場所に戻って仕切り直されるのは「マスカレード・ホテル」と全く同じつくりですね。


史郎さんのスマホとか、DJ FLOWとかは現代風だったけど、
リアルに時代考証したら25~30年ぐらい前でも成立しそう。
ギリ昭和生まれだけど、
あんなコテコテの銭湯は行ったことないのよね…。
脱衣所~風呂場は男女で分かれてるにも関わらず、壁越しのやり取りが情緒あるよね(*^^*)
まぁ、実際には「うるさっ」と思いそうだけど。
常連さんみんな身内だから許せるだろうんだろうね?

残念ながら私は、あの「わ」と「ぬ」も知らなかったの。
日本人として「うわ!」と思ったよ。劇中で早めに説明してくれて良かったわ~~~(^_^;)))



なかなかの豪華キャスト☆
天童よしみさん、こんながっつり出てはると思ってなかったよ!
ただお風呂屋で歌わせたいだけのカメオ出演だと思ってたのに…。
いやいや、映画音楽、豪華過ぎん?
天童よしみとクリス・ハートのデュエット!!ハートフルエピソード付き!やっば☆

エンディングも、
出演者みんなで歌うの、
上手に歌うのではなく風呂場の反響そのまんまって演出で良き。
歌手だけじゃなくて、皆さん良い声だけど、
とにかく楽しそうで良き良き。
「湯」に掛けて「湯~are my sunshine」だったけど、
1回くらい、どっかで「い~い湯だ・な☆ばばんばん♪︎」って誰か歌って欲しかった(笑)

笹野高史・吉行和子夫婦も良かったし、
寺島進・戸田恵子夫婦も良かった~~~。
結構な肌色感だったのに、セクシャルに見れないよねー。いや、美肌だなーとか良い筋肉だなーとかちょこちょこ思ったけども、
でもめっちゃ生活の一部なんだよなぁ。

湯道の家元のところはシュールだったけど。新手の宗教だろ。
窪田くんも「まるきん温泉」訪れて欲しかったわ~。庶民のお湯事情も知ってください(笑)
産湯から始まって、最期のは沐浴?
95%ふざけてるのに、
なんとも壮大な人生讃歌だったね(* ´ ▽ ` *)

アパートサイズの檜風呂。
ちょっといいな、と思ったけど、めっちゃカビそう。お手入れ、難しそうだよね?
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