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Unboxing Girl(英題)のkamekichi313のレビュー・感想・評価

Unboxing Girl(英題)(2021年製作の映画)
3.5
⭐︎仕事一筋できた女性の、遅れてきた初めての恋愛が終わるまでのストーリー。仕事も恋愛も、未来へ進む伏線のような終わりも良かった。
⭐︎主人公は髪もボサボサメイクもすっぴんという設定なのに、死んだ表情をしていても、一際美しく色気も不思議と透明感があって、瞳に強さがあるのが凄い。スタイル抜群なので、適当な服でも様になって、ちょっとワンピースを着ただけで見違えるのがドラマティック。
⭐︎主人公の性格が尖りすぎていて、シュールな世界観。
⭐︎カラオケシーンは韓国の映像作品ではお馴染みだが、BTSの選曲がセンスよく良かった。
⭐︎変人な2人の序盤の不思議な相性の抜群さが、みていてスカッとする。醸し出す空気感も澱みなく美しい。その後のリアリティ溢れるすれ違いも共感できる。
⭐︎音楽がほとんどなく、独特の芝居の間があり、ゆったりしているけれど何が起こるか分からないハラハラさも感じられる。
⭐︎感情を爆発させる姿が印象的で、駄々をこねたり、奇声を発する芝居が人間臭くてリアルで良かった。一転、普段のボケーっとした表情のアップとの対比が面白い。
⭐︎デザイン盗用やモラハラパワハラなど、デザイナーとして、女として社会の強いものから踏み躙られ利用されるもどかしさと、替の効かない恋愛との葛藤をもった主人公の苦しみが伝わってくる。
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