2023.3/09
古いー。古い古い古い古い。これは00年代に撮るべき映画であって、20年代に撮るべき映画ではない。
テーマが弱いというか時流に逆行している。おじさんが理想化した扱いやすい母性的な若い女性像があって、その主流とは違うオルタナティブとしてあるツンデレ的な女性像でしょ?
今必要な映画は絶対にそれではないのだ。原作や監督のおじさんが裏で糸を操りながら、宇宙のどこかに自分と同じ星に生まれためぐり逢うべき(恋愛に限らない、むしろ恋愛を超えた)誰かがいるという運命論をやっても、育った家庭の不和や現在の孤独への処方箋になるわけではないだろう。