うーむ、前作が奇跡だったのかもしれない…監督が2作目を撮りたくなかったみたいなインタビューもあって、そのぶん失速しているきらいはある。
もちろんゴア表現は見ごたえがあって、人体破壊もしっかり描写されているし、相変わらず臓物は美味しそうだし、タピオカを一生食べられなくなりそうな演出も良かったんですが、いかんせん、展開がダルいのだよな。コミカルで笑えるシーンもあるので一瞬ごとは楽しいのだけど…
演者の皆さんはよかったです。
相変わらず小野健斗さんの顔面は最強でしたし、ヒロインの窪田彩乃さんはお顔がそもそもホラー向きで、パワハラ上司が死んだのを知って泣いていいのか笑っていいのかわからない、のような複雑な感情を細やかな演技で見せるのは素晴らしかったです。こんなところで泣くのは全世界探しても私だけでしょう。ええ、泣きましたよ。
さらに、海老野心さん演ずる佐久間ちゃんが出てきたときはワクワクしましたね! 「3」がありそうなラストでしたが、窪田さんとのバディものになるんでしょうか。ベイビーわるきゅーれ的な。でもまあ続編はなさそうだな……