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ゼイラムのMUTUのレビュー・感想・評価

ゼイラム(1991年製作の映画)
3.5
レビュー100本目。節目の作品はまさかの邦画で特撮の「ゼイラム」(ZËIЯAM)

突如来襲した極悪宇宙人“ゼイラム”と、それを追って地球にやってきた女賞金稼ぎ、その戦いに巻き込まれてしまう二人の平凡な地球人が繰り広げる一夜の攻防戦を描くSFアクション。

個人的に、特撮と言えば東宝・円谷と会社が制作のイメージが強くあまり監督が思い浮かばない。ですが唯一、特撮監督と言えば今作「ゼイラム」の監督「雨宮慶太」が頭に浮かぶほど自分的にこの作品は衝撃的でした。
ビジュアルは侍にすげ笠を被った様な出立ちに、お経が流れて登場。動きは完全にターミネーターとプレデター。(最後ら辺はエイリアンと漫画「彼岸島」の邪鬼みたになる)
これがまたカッコ良く、ヒーロー特撮とは違い何とも大人向けの作品に仕上がっている。カルト的に海外でも人気が出るのがうなずける。VFXや、当時では珍しいCGを使っているが今観ても全然色あせない。
また、主演の森山祐子もカッコイイ。白いスーツ姿で、弾丸を弾いて後ろの煙突に当たり爆発するシーンは映える‼️

現在、雨宮慶太と言えは大ヒット作「牙狼〈GARO〉シリーズ」が有名だが、劇場デビュー作のゼイラムは令和になっても見応えのある作品となっている。
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