ゆめたろう

フォールガイのゆめたろうのレビュー・感想・評価

フォールガイ(2024年製作の映画)
3.3
ライアン・ゴズリングがスタントダブル役ときけば、都会をさすらう名もなき厨二病を演じた「ドライヴ」を思い起こす。「ドライヴ 」が一貫して公私共に無記名のスタント役に徹したならば、記名のもと外に開いていく今作はコインの裏表のよう。

物語は荒唐無稽な展開の連続(特に前半)にリアリティラインをどこに持っていけばいいのか困惑した。ピントが合わずに終始ボヤけたままに、しっちゃめっちゃかしたまま駆け抜けられた印象。
いちいち挟み込まれるギャグも大して面白くない割に、話の腰を折る感じでテンポを悪くさせていたと思う。