最高の役者とその演技力を無駄遣いした酷い映画
ストーリーと演出が酷すぎる
必然性皆無、突拍子もない展開、全ての登場人物が中途半端に事件を起こし巻き込まれる
まずは半グレ
私怨でブラジル追い込むって流れなのにきっかけがブラジル人が半グレ経営風俗店から500万盗むってスジが混乱させる
直接シャブを私怨のあるブラジル人に渡してるけど警察持ってかれたら即アウト
半グレリーダーは私怨のためだけに一銭にもならない無関係のブラジル人を殺しすぎる。そもそも効率の悪い暴力使い過ぎだし
ブラジル人
警察呼んだら逮捕されて強制送還される訳ない
不法就労者と正規就労ブラジル人を監督は理解してない可能性さえ感じる
ブラジル人は陽気だけどバカってステレオタイプな演出が多すぎる。自動車修理代金に3000円持ってくるのはやりすぎ。監督に根の深いブラジル人差別があるのかも
後半にいきなり屋上でセックス&全裸で朝ってのは監督の趣味でしかないと思ったけど、この演出も差別意識からかも
海外テロ
民間人を人質を取るためのテロなのに
最後にプラント外で抱き合って重なって死んでる意味がわからない
警察
半グレのBBQでブラジル人死亡、直後にイザコザがあり複数人で刃物持ったブラジル人をリンチ
これで半グレにお咎めなしなんて治外法権の植民地でもあり得ない
焼き物
一流企業の息子には焼き物継がせられないけど低所得ブラジル人には教えてあげちゃうのも監督のブラジル人を軽視した差別観
主演の役所広司や久々に共演した佐藤浩一はもちろん吉沢亮もMIYAVIもブラジル人役の皆さんも演技が上手だったからもったいない
この作品見てから思い返すと
「八月の蝉」も「ソロモンの偽証」も
原作が最高だっただけなのかもしれない。