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オオカミ狩りのRUNPENのレビュー・感想・評価

オオカミ狩り(2022年製作の映画)
4.0
まず「オオカミ狩り」っていう邦タイトルで損してる。と思う。

原題が「プロジェクトウルフハンティング」なので仕方ないんだけど、、、
しかしなんでプロジェクトを外した?アジアのアクション映画で「プロジェクト」とるバカがいるか!
もうちょっと気のきいた邦題考えてもよかったのではないかな、とか。かといってなかなか良いタイトル考えるのは難しいけど。

「あんたが好きなタイプの映画やから観てみてみ」と言われて鑑賞したところ、、、

これ!めっちゃオモロいやん!!



以下ネタバレあり







「オオカミ狩り」ってタイトルでなんとなく、はいはいよくあるしょうもないデスゲーム的映画でしょ。って印象が強かったのだが、さすがエンタメ韓国バイオレンス。中途半端なことはしません。

韓国映画という事で、ちょっと期待はしていたけどその思いを上まわる、というか「どんだけ血みどろやねん!」と言わざるをえないめちゃくちゃさだった。



囚人vs刑事がメインかと思いきや、謎の怪人が現れて主要キャラかと思った人物も容赦なくバンバン殺られる。
いさぎいいな〜。やりたい放題だな〜。

だってあの人アイドル的歌手出身の人でしょ?日本だといくら悪役をやったって亀梨くんや森田くんがクソデカハンマーでグシャ!とはならないだろう。
おもしろ。

我が国もそのくらいめちゃくちゃやってほしいものです。



ってか、ほとんど怪人が殺してるじゃねーか!!
強すぎ!!

まぶたをデカいホチキスで止められたような怪人は人間の存在をサーモグラフで感知する。
ってそれプレデター!!
どういう改造すればそんな生物になんの?!!
大日本帝国すごいね!

そして冷蔵庫でオバサンを発見できない!
プレデターぶり!!


このまさかのSF?映画だったってのが一番のオドロキです。

一から十までめちゃくちゃだけどオモロいから全然良い。



あとはもうひたすらバトルロイヤル。
この人は死なないだろうと油断してるとどっこいあっさりやられるのもいいです。



どんな邦題が考えられるだろう?
「プロジェクトW」
「フロンティア・タイタンの血戦」
「船上!バトルロイヤル!」
「囚人vs刑事vs大日本帝国」
「韓国ヤクザ大虐殺」
「血みどろ怪人素手殺し」、、、
やはり、むずかしい。

なんにせよ「オオカミ狩り」だけだと、なにがオオカミ狩り?だし、それならそのまま「プロジェクトウルフハンティング」か「オオカミ狩り計画」でよかったのではないか。

まぁいいけど。



真の黒幕?が現れて主役?が海上から生還し韓国?に上陸したところで終了。
という明らかに第二弾がある幕引きもオモロい。

なぜ怪人が移送されていたのか?!
主人公のスーパーパワーの謎!
黒幕の目的は?!
と、いろいろひっぱってるけど、この続きがなくても全然どうでもいい続きが気にならない感じもいい。
だってまったく気にならないから。


おしむらくは怪人のデザインがもう少しぶっ飛んだカッコ良さ、いっそのことプレデターみたいに装備品やらつけてたり、能力発揮するときはムキムキになるとかもっとアホみたいなビジュアルだったらいいのに。


でもね、続きが作られたら観ます!
以上!!
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