少女は卒業しないのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

卒業式前日＆当日というたった2日間に、青春の光と影、喜怒哀楽、そして甘酸っぱさとほろ苦さのすべてがあふれていた。そして、それらが主人公の4人だけでなく、卒業式を迎えるすべての生徒に、同じようなドラマがあると思わせてくれるところがとても良かった。

さらに、そのような甘酸っぱさやほろ苦さは、大人になって感覚が鈍ってくると、自分の人生からはどんどん失われていくから、ただ彼女たちがバスケをしていたり、一緒に登下校しているのを観ているだけで、切なくて胸がいっぱいになるんです。