桜に囲まれた田舎の高校の、卒業式の前日・当日の二日間の出来事を、4人の少女たちをを中心に群像劇で描く。
主演は「由宇子の天秤」の 河合優実。彼女のエピソードにまつわる映画上の仕掛けが一箇所あるのだが、その扱いが絶妙で感心していたら、朝井リョウ の原作があることをエンドロールを見て知った (とはいえ、中川駿 監督は映画化にあたって原作を大きく再構成し直しているとのこと)。
同じく朝井リョウ原作の「桐島部活やめるってよ」と比肩する学園映画、新たな卒業映画のマスターピースたり得る作品と思う。
珍しく原作を読みたくなった。