ほっこり系のロードムービーかと思いきや、展開にズドンとやられました。
施設に入る前に、思い出の地をまわりたいというマドレーヌさんのご希望を叶えてさしあげる、タクシー運転手のシャルルさん。
はじめはマドレーヌさんも、シャルルさんも、気難しいのか?と思ってましたが。
お客さんと運転手。
そんな二人が1日の中で距離が縮まっていくのが素敵で、ほんわかしました。
マドレーヌさんの、昔を語る時の表情や、品のあるチャーミングな話し方、機転の利かせ方が好き。
当時の壮絶な時代の中で、主張をしっかり貫くのが強くてかっこいい。
シャルルさんも、はじめの気難しい表情から、だんだんと打ち解けて柔らかい表情になるのが好き。
こんなこともあっていいのよ、と、マドレーヌさんとの時間が気付かせてくれたんだろうなぁ。
そりゃ、一日タクシー内にいて、こんなに色々出来事あったら、もう仲良くなっちゃうよね(笑)
「長い人生の10分なんてたいしたことないわ」
「ひとつの怒りでひとつ老い、ひとつの笑顔でひとつ若返る」
展開にズドンと来ながらも、どんな状況でも「こんないいこともあったわよ」と懐かしめるマドレーヌさんは素敵です。
寄り道していい。
人生は生きたいように生きていい。
自分の足で歩けるなら、車椅子に座らなくたっていい。
フランスの街並みも観られて、すっかりこちらまで観光気分でした。
ほっこりしたし、深いし、めちゃくちゃ面白い、いい映画でした!
チャーミングなおばあちゃん、憧れます(*´꒳`*)
日々せかせか生活してる気持ちが洗われますね(*゚∀゚*)