まめりす

ノマドランドのまめりすのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.0
いろんな生き方をしてきた人たちが、キャンピングカー生活をしながら集まって、去って、また出会って…

最後までヴァン生活を選ぶ人、家での定住を選ぶ人。
長いフリーウェイを一緒に走ったり、別れたり、ロードムービーだなぁと。

ファーンは同居の依頼を2度断って、ヴァンで進んでいく。
他人から見たら理解できないと言われてしまう事でも、本人にとっては宝物なんだよね。

「わたしは、ホームレスじゃなくてハウスレスなのよ」というのも、ホームは想い出や、アマゾンの倉庫で働く季節ワーカー、ヴァン生活の人達なのかも。
定住の家がないだけで、ヴァンが家なんだよね。

屋根付きのふわふわあたたかいベッドがあっても、居場所がないと感じたら、自分の気持ちに正直にヴァンを進めて行くのも、強さだなぁと思った。

「さよならではなく、いつも『またどこかで』って。そして本当にまた会える」って、人にも思い出にもつながっていて、素敵なセリフです。

夜中に毛布にくるまって、一人で観るのにいい映画でした。
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