最近フランスの映画が多い。
『幻滅』に続きこちらも鑑賞。
こちらは『幻滅』から200年後の現代のパリ。
タクシーの運転手さんとお客さんの老婦人のやりとり。
目的地まで会話するうちに…
タクシーの外のパリの街並みが素敵です。
オペラ座、凱旋門、コンシェルジュリー、ノートルダム大聖堂。
名所がタクシーの中から写されて、旅気分になります。
パリの街にも歴史があるように、人にも歴史があります。
そして時代は移り変わり価値観も変わって行きます。
老婦人はユーモアのセンスと心の余裕があり賢さを感じました。
人生の先輩として見習いたいです。
「不機嫌になればひとつ歳をとる
笑顔になればひとつ若返る」
運転手さんの頑な心がだんだんとほぐされていきます。
優しさが優しさを生む。
人との出会いって『縁』ですよね。
観終わってしみじみする良作でした。
結末は、彼女を尊重したいな。
幸せだった時はいつだろう?
幸せを未来に託せて良かったね。