ご機嫌な黄色

パリタクシーのご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

パリタクシー(2022年製作の映画)
3.5
日に12時間週休1日で働く側には夢がある話
ポスターや予告編のイメージの斜め上を行くマダムの正体

車窓に流れる景色を眺めながら、
お洒落な会話と歌曲
なかなかに幸せなドライブでした

彼は何故に未来を手に出来たのだろうか
マドレーヌにあの手紙を書かせるに値するような、人生に前向きになっていこうとするシャルルの姿はマドレーヌ自身が引き出しているように思えた
そして、引き出されるソレらが備わっていない人が居るのだろうか
居るから、彼が僥倖を必然のように手にしたのだろうか
会えたことだけが幸運な体験ではダメなの?



10年後20年後、もっと先にも観かえさなくてはいけない作品
その時まで、怒らず、笑顔で、若くありたい

と、書いて思い返す
フランスは若さ礼賛ではなく成熟をヨシとするんだった
彼女は怒りの人生だ
怒って、成熟していくべきなの?
老いと成熟は違うが、原語ニュアンスはどうだったかな
この作品の対象になるには私の精神年齢はまだまだのようだ
ご機嫌な黄色

ご機嫌な黄色