タクシードライバーとお客
ほんのひととき同じ空間にいるだけ、出逢って別れていく関係なのに…
ドライバー、シャルルとお客である92歳のマドレーヌは思いがけず心打ち解けた時間を過ごすことになる。
92歳まで生きていれば
人生辛い思いも数多く経験しているはず。
ましてや
マドレーヌが若い頃の50年代といえば、まだまだ女性は我慢する事も多かったはず。
マドレーヌにも
壮絶な過去があった。
それをにこやかに
微笑みながら語る
マドレーヌ
聞いているシャルルの方が
辛そうな表情になるのだが
パリの街を巡りながら、人生もそう長くないマドレーヌは、過ぎし日と向き合いたかったのかも知れません
それを聞くシャルルも
日々の生活で
ギスギスした心が
フッと柔らかくなるのを
感じたことでしょう
この映画は何度も予告を観ていました。
もっと軽いコメディタッチの物語だと思っていたのですが、まんまと裏切られました。
見るのが辛い内容も含みながらも、マドレーヌとシャルルの会話に癒やされた物語でもありました。