東西冷戦下の東ドイツ
ディートリッヒ·ガルスカ
が高校時代の体験をつづった自伝の映画化。
たった2分の黙祷が、運命を変えることになるとは···
社会主義はまだまだユートピアと思われていた時代。
進学校で恵まれた高校生活を送っていた生徒たちは、ほんの出来心で反体制の行動をとったのかもしれない。
しかしその後、国家からの「反逆者は芽のうちに摘め」とばかりの捜査に家族を巻き込んで翻弄されていく。
そんな過程で目覚めていく体制への疑問
自由とは何か
自分の将来がどうなってもいいのか?
友を裏切ることができるか?
家族を捨てることができるか?
悩み行動する若者たちの
青春物語
彼らが下した決断は非常に重たいものだった。
これは東西冷戦の緊迫した時代
そんな中だからこそ、大きな代償を払っても守った友情の重み
純粋な若者たちだからこその行動
国家の形態は様々あって当たり前
考え出された当初はそれぞれ良かれと思われたはず
しかし国家権力が罰則をもって民衆を従わせるようになっては、誰も幸せにはならない。
今では崩壊した東西の壁
しかし新たな壁はあちこちに立ちはだかっている。