このレビューはネタバレを含みます
92歳のおばあさんが、いきなりファーストキスの味の話をしだしたらドン引きすると思う。
無愛想でいつも不機嫌なタクシードライバーがいつしかおばあさんに心を開いていく、というような感じでもなくすぐ打ち解けてたので、最初から愛嬌のある誰にでも優しいおっさんにしとけば良かったのに。序盤からの態度の変わりようがずっと気になって入り込めなかった。
おばあさんの人生は起伏はあるけど波瀾万丈というほどでもなく、もうちょっとなにかあってもよかったかも。中年期から老人期にかけてとか。いろいろ映画を観てるからかこれではちょっと物足りない。腐った心の私には何も響かなかった。
お金に困ってるタクシー運転手と身寄りのない老人のお客。このワードだけで想像したとおりの結末になったのでふーんって感じ。
世の中そんなに甘くない。