この作品のジャケット写真を見て明るい笑顔のタクシードライバーの笑顔から同じくフランス映画の『TAXi』シリーズのアクションコメディを連想・想像してしまいました。
いざ、鑑賞が始まると生活苦に悩むタクシードライバーの表情から描かれた。
そこにパリ市街の反対側への長距離予約が舞い込んだ。
客の姿は終活の為に老人ホームへの移動する老女の依頼だった。
孤独の生活で会話に飢えていた老女は直ぐ様にドライバーを相手に波乱に満ちた人生の回顧録を語り始めた。
ドライバーも次第に老女に親しみを感じて・・・・・
意外な作品展開に戸惑いながらの人生回顧に魅せられてしまいました。
自らの想いに躊躇わずに生き抜いた自信に満ちた老女の姿に清清しさを感じさせられた素晴らしい作品でした。