このレビューはネタバレを含みます
主人公が困り事で電話を掛けるシーンを切っ掛けに、あゝラストはきっと…と予想がつくのだが、その経緯を観たくて堪らなくなる。
2人のやりとりがとても魅力的だから。
だから、想像通りのラストシーンを迎えても、深い寂しさと清々しさを受け入れられる。
吹き替えで観ると、どこかジブリ作品ぽく感じる。
プライムビデオではコメディとカテゴライズされていたが、これを喜劇と言い切れるのか疑問。
物語とはあまり関係ないが、車に関する音がかなり良い気がする。ドアの開閉、エンジン音、音の醸す奥行き、どれも良い。
タクシードライバーなのにハンドルの据え切りが多いなと思ったが、それが必要なくらいの狭さなのだろうと察する。