センカン

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスターのセンカンのレビュー・感想・評価

4.2
全く色褪せない、段違いの映像体験。

最初観てからかなり時間経っていて、当時からしたら結構映画も観てて、我ながらそれなりに目が肥えてきてるし、今更アバターなんてって思ってた時期が僕にもありました。これほどのモノだったか…凄い
まだコレを越えられる作品がない、あるいは技術的には近い域に来てても、ここまで映像を魅せる事に特化した作品が無いって事なのかもしれませんね。

浮遊大地の表現もさることながら、ナヴィ含めて動物達の造形も好きなものが多かったです。
でもやはりアバターといえばその独創的な植物の表現が目に焼き付きます。
踏むと光るコケ?草?のとことか幻想感MAXで引き込まれましたね、

このパンドラにおける自然の豊かさと、ナヴィ達の繋がる身体機能の世界観設定が、映像美を引き立たせる要素になっていて、これまた秀逸。慣れた動物相手だと流れるように繋げててカッコいい。

逆にシナリオ構成は凄くシンプルで王道、成長の軌跡や終盤への盛り上げ方も素直で、変に凝られてないところが映像への没入感を引き立たせているのかなとも感じました。
キャラ的にも最初に出した設定通りにそれぞれの役を演じ、良い意味で裏切りが無い。やらかすキャラとかコイツさえ居なければとか引っかかるポイントが無くて、非常に見易い。なんかこういう映画の良さを忘れてた気がします。

12月公開の続編が俄然楽しみになってきました。水の表現綺麗だったなぁ、確かに一作目には少なかった描写かもしれない。


点数内訳
世界観:4.5
ストーリー:4
キャラ:3.5
音:4
映像:5
スコア:4.2
センカン

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