くーみん

ジョージー・ストーンの夢に見た人生のくーみんのレビュー・感想・評価

-
ティーン活動家として、トランスジェンダーの権利のために闘ったジョージー・ストーンの幼少期から振り返るドキュメンタリー映画。

かつてオーストラリアでは、裁判所の許可がなければ女性ホルモンを打てなかった。そこで、ジョージー・ストーンは、10歳の時に母と裁判所に対して訴訟を起こし、勝訴判決を得る。しかし、判決の内容はジョージーにのみ適用で、残念ながら他の子どもたちは裁判所に行かなければならない。

無事に、ジョージー・ストーンは、国内最年少で「ホルモンブロッカー」というホルモン療法を受けた。これをきっかけに、オーストラリアでは、20代以下の若いトランスジェンダーに関する法整備が大きく進むこととなったのである。

現在、ジョージー・ストーンは、トランスジェンダー初の役者としてオーストラリアの長寿ドラマ「ネイバーズ」に出演している。

自分の身体について重要な決定をする時に、裁判所の介入は全くもって必要ないと、強く感じた。

「私は数ヶ月前に8〜12歳のトランスジェンダーたちと話しました。衝撃を受けたのはその子たち全員が、学校でいじめられた経験があったことです。」

「トランスジェンダーが自分をさらけ出すのは、この差別的な社会では革命的である。」
-ラバーン・コックス-
くーみん

くーみん