HidekiIshimoto

LOU ルーのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

LOU ルー(2022年製作の映画)
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チラリと触れられるイランクーデターについてwikiってみたらアイゼンハワー大統領の日記抜粋が紹介されてた。「我々が行ったのは密事である。もし、それらの情報が公開されれば、我々は当地において面目を失うだけではなく、この先あそこで何か普通のことをする機会すらほぼ完全に潰える。それが分かっていてなお、我々のエージェントである現地のCIAの職員は賢明、勇敢かつ忍耐強く働いた」。つまりルーはそのCIA職員ということで、冒頭のはそれを悔いての自殺未遂。自国の利益のため他国の民主的政権を潰すアメリカさんの言い訳はいつも反共で、それをマネて勝共とか言うカルトもいる。CIA資金で安部の爺ちゃん設立の自民党を乗っ取ったカルトの混合体に乗っ取られるというめちゃくちゃ状態の俺らには他人事じゃないタイムリー映画。めちゃくちゃいかした主役でめちゃくちゃ面白い背景を持った映画。なのに焦点ずらしてつまらない映画。