ダーク魔カスコス

プー あくまのくまさんのダーク魔カスコスのレビュー・感想・評価

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)
3.4
🧸🍯プー あくまのくまさん🍯🧸
〜プー太郎のおっさんにしか見えない〜

プーさんの著作権が切れるのを待ちに待っていたイカれた監督が、プーさんが人間を殺しまくって食いまくるスラッシャーホラーを爆誕させました。

まずはその発想力と行動力を素直に賞賛したいです。映画の出来は置いといて。

しかし、ジャンル映画好きにはオススメです。


🎬あらすじ
大人になったクリストファー・ロビンは100エーカーの森を去ります。置き去りにされたプーとその仲間たちは、厳しい冬を乗り越えられずに、なんとイーヨーを食べてしまいます(笑)

「これもすべてあいつのせいだ」

よっ、あんたが逆恨みの世界チャンピオン。かくして人間を襲って食いまくる殺人マシンが誕生し、そこへノコノコとピチピチギャル集団がやってくるのでした。待ってました!

※予算と著作権の都合上、プーとピグレット以外は出てきません🤣

※ロビンは出てきますが主人公ではありません


🎬期待値調整必須
完成度はかなり低いので、A級B級のホラーを期待すると痛い目を見ます。C級クソ映画を見るつもりで見たら、それなりのクォリティなので、スラッシャー好きならきっと楽しめるでしょう。

AやらBやら明確な定義なんてなく、なんとなくで言ってるだけですが、私は大体こんな感じ↓

A:大予算のブロックバスター、超人気シリーズ、スター俳優、有名監督、一般向け
(例)ジュラシックワールド

B:中小規模の予算、ジャンル映画、マニア向け
(例)アナコンダ

C:超低予算、ジャンル映画、暇人向け、劇場公開には厳しいクォリティ、でもまあがんばってる
(例)ジュラシックユニバース

Z:映画ではない、産業廃棄物、見る拷問、変態向け
(例)ジュラシックシャーク

私のイメージでは本作はBの下。期待値を適切に調整して楽しみましょう。


🎬無駄にエロい
無駄にエロいって矛盾してますよね。常識的に考えてエロが無駄なわけないからです。左に右折しろって言われた気分です。

本作では唐突に女性キャラクターの服が剥がされてポロリします。脈絡がなくて爆笑です。傑作確定(傑作とは言ってない)

露骨なエロはそれぐらいですが、他にも文脈をガン無視したサービス精神旺盛な場面が、稀によくあります。しっかりグロいところも良いですね。


🎬プーさんのビジュアル
よく言われてますが、プーさんがマスクを被った変態オヤジにしか見えません。体が完全にメタボのおっさん。

しかし設定上はあくまでモンスターらしく、登場人物が必死に「人間じゃないな」とか「化け物め」とか言って設定をアピールしてきます。

これは乗らなきゃソンソンです。クォリティが酷いとか言わずに、アホになって一緒に踊りましょう。どこからどう見てもプーさんですよね。


謎の大ヒットで続編が確定しました。無事にティガーの著作権も切れたようで、続編では殺す前に拷問するのが大好きなティガーが登場するようです。予算は爆発的に増加。期待しかありません。いっそのこと、ポリコレに汚染されて焦土と化したディズニー本社を舞台にしてはいかがかな?映画作りの邪魔をする活動家どもをプーしてやるんだ😆


⚠️コメント欄はネタバレです⚠️