このレビューはネタバレを含みます
肉食を忌避する過激派ヴィーガンを力いっぱい皮肉ったフランスのおバカ映画。
頭のネジの外れたヴィーガンはもちろん殺人計画に失敗した主人公が咄嗟にイスラム教徒を装うことで身バレを防いだり、嫌味ったらしい隣人が黒人の警官に捜査を任せるなどおかしいと騒いだりと随所に挟まれるグロテスク描写含めたブラックユーモアは秀逸。
物語後半で繰り広げられる主人公夫婦の"狩り"のアイデアの数々や何故か挟まれる有名曲の援護もあって楽しく鑑賞できた。
個人的にはよりコメディにウェイトを置いて緩急をつけたストーリー展開だと夢中になれたと思う。
(当初作品のコンセプトからイギリス制作だとばかり思っていたのは内緒)