福田村事件のあんちゃんどらちゃんのレビュー・感想・評価

東出昌大の登場シーンは必然性がない。
関東大震災のパニック場面が少なく、デマから虐殺へと移る過程の描き方がイマイチ。震災の影響の少なかった千葉ののんびりした田舎でなぜこんなことが起きたのか…。
薬売りの一団がお経や哲学（？）を諳んじるのも疑問。
要するにこの映画はただのドキュメンタリーではなく、この事件を通して、アパルトヘイトを問う話。
少年の言葉に劇場の観客は泣いていた。（私も）
シアター・キノにて9月11日鑑賞