映画の日、ジャックアンドベティはほぼ満席で、注目度の高さを感じました。
在郷軍人会のウザすぎる軍隊的な権威主義、お互いを窮屈に縛る村社会の人間関係、そんな時代に噴出する先を見つけて団結してスッキリしたい欲が最悪な形で実行されてしまった。
ヒステリックに半鐘を叩きまくる男、殺戮後に被害者顔で嘆く在郷軍人会長、マジ勘弁してほしいって思いました。
妊婦さんも子供も殺されたというのは多分史実に基づいた内容であろう。
そんなことが実際起こりうるということは、歴史を紐解けばナチス、ポルポト、福田村事件etc.で誰もが知っていることで、カマトトのように目を丸くしているだけでは芸が無さすぎる。
同じような過ちは繰り返されているが、時代は変わってきている。これは、一人一人が過ちを攻略する進化を遂げるための教本のような映画だと思う。