私は難しいことは全く理解らない
だけど、
あらゆるシーンでの臨場感が恐ろしかった、怖かった、
実は邦画には落胆させられることが多い私でしたが、
本作には日本映画の風光明媚で
叙情的なのどかさや光景もあり、
それらの良さも堪能できた。
がしかしおよそ大部分は
人間のおどろおどろしさが描かれている。
暴走する群集心理の狂気醜悪さ、
凄まじいえげつない人種差別と
野蛮行為…、
9人の薬行商人への蛮行はもうもう
胸が張り裂ける思いがした。
哀しみと恐怖で身が捩れ、
我が身にもそこかしこに
もがくような痛みを感じた。
そしてその蛮行は信じ難い…、
幼き子供達と臨月の妊婦へも及び、そして至る。
実話に基づく作品のようだ。
衝撃を受けた。
こんな作品を今日垣間見た私は、
あらゆる人間達を、
「性善説」として捉えることは
決してない。
きっとマタアワセテクダサイ