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WILLのmarucoのレビュー・感想・評価

WILL(2024年製作の映画)
5.0
“WILL”観てきました。

そして私は大丈夫です。

彼、東出昌大はおのが生きるため、鹿や猪の命を殺めそして食します。
忍び猟といわれる仕留め方です。
忍び猟とは獲物を探すのも自分独り誰とも組まず犬も使わず全て独りで最期の解体まで行うものです。
その為せいぜい日に一頭が限界です
その場で内臓を摘出します。そしてその彼らは50〜60キロの重さがあり東出はそのむくろを抱きかかえながら下山します。
戻った彼とこの貴重なむくろはその後直ぐに東出の眼と手と指によって大事に大事に愛おしむように捌かれます。大胆かつ繊細な職人技です。
衝撃的でありました。だけど私は決して目を背けることはしないと決めてました。寧ろ荘厳で鮮烈で美しいと感じました。否、そのように感じたいと思いました。そして自分は思ってるより強い女と気付きました。
だけどこんな私でも実は一度否、二度泣きました。それを具体的に語ることはありません。控えます。

東出は頂いた命に工夫を施し上手く調理してゆきます。彼は本当に美味しそうに食します。この表情が逞しく頼もしく穏やかで素晴らしい。私もそこにいたならきっと味見させてもらい、そして美味しい😂と心から感謝しながら余すことなく頂いたと思います。そしてこれこそが生命を頂いた彼らへの真の供養と謝意であろうと私は心に決めました。

そして彼は私と同じでとても動物が好きです。大事にします。
私は東出昌大のことを信じます。
これからも彼を注視し応援してゆきます。

人は矛盾を持ちながら生きてゆく。


いつかマタアワセテクダサイ💐
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