悔しいけど東出エロいんだよな〜……！！
それは置いといて、デマの広まり方や混乱のさなかにある人たちの心理として、自分が偏見にさらされる可能性とリンチに加わる可能性両方を認識しておくべきだなと感じた。それらに自分たちはどう対処していくか考えるいい機会になりました。
私個人は人の国籍に良いイメージも悪いイメージも持てない人間で、誰かの国籍やルーツを聞いてもああそうなんだくらいにしか思わないのだけれど、そうやってナショナリティや身分を気にせず生活できるってかなり恵まれている証なのかもしれない。自分が被差別部落の人間だったり、あんなピリピリした世界にいて味方が自分の集団しかいない環境ならそんな呑気なことは言っていられない。そういう生きづらさの捌け口として偏見や陰謀論って生まれてしまうのかな。
｢朝鮮人だったら殺してもいいのか｣はこの場面で言えるのすご…ってなったけど、
もし自分が海外かどこかで中国人や韓国人だと思われて悪口を言われたとして、｢違います、私は日本人です｣は正しい反論じゃないことは覚えておきたい。事実だし、自分に向けられる偏見はそれで避けられるかもしれないけど、問題の本質はそこじゃないので。
全体的によかったけど不倫パートがかなり長いのと制作側の思想や説明が透けて見える台詞が多いのは気になった。演出はそうでもないのに台詞だけ舞台的でちょっと浮いてるなと感じるところが後半になってちらほら。
