marmoさんの映画レビュー・感想・評価

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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

映画としての善し悪しより、本当に自分好みすぎてびっくりした…………………時が止まったようなファタールの人達、大好き。

麦が与える恋愛ってどこまでも盲目的な陶酔で,別にそこに未来とか現実味とかないし無
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

よかった、悪は存在しない=優しさしかない の対義が成り立つわけではないのね。

花ちゃん役の子役さん、めちゃくちゃお顔立ちが大人っぽいけど2014年生まれらしくて腰抜けた。主演のお父さん役の何考えてる
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹のセックス観はやはり好きにはなれないんだけど、良かった。
車の中、劇中、普段はとてもじゃないけど辛くてできない自己開示を、何か特別な時間の中でじっくり行う話だったと思う。
多言語上演をスムーズ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

典型的なミニシアター系の邦画を模してる感否めなかったけど、よかった!

役者さんがうまくて飽きずに観られた。静かだけど、台詞のない人々にもそれぞれの人生があるのが感じられるような生き生きとした映画だっ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画のつくりがうますぎる。

波語字幕で見て、英語は聞き取れたけどフランス語は30%くらいしかわからなかった。それでも展開に釘付けにされて眠くならなかったのがすごい。
最後まで徹底して視聴者に神の目線
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.6

本庄好き!!主人公の声も前評判よりは悪くなかった。
結婚〜ラストまでがちょっと急すぎた感じがしたけど、ラストのセリフがお洒落で許せてしまった。

戦間期というか、激戦期に入る前の人々について考えられる
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.2

なんか若者が言ってることは昨今と変わらないのに時代だけ昔で、自分が経験してない街とTwitterなんかでも聞き覚えのあるようなセリフが混ざってちぐはぐな感じがした。サブカルにしがみつく若者っていうのは>>続きを読む

忘れられし愛(2023年製作の映画)

-

映像音楽は好きだけど話はあまり掴めないというか入り込めないまま終わった感がある

これがクリスマスの定番(のリメイク)なの不思議

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

思ってたよりはファンタジーみが強く、エンタメ性もそれなりにあるなと思った。ゴリゴリのパラレルワールドものじゃないかと!菅田将暉よかった。

昔からジブリ作品に言いようのない恐怖を感じて(屋敷のおばあさ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

アウシュヴィッツ行く2日前に

シンドラーが救出に動き出すまでの冒頭2時間が本当に辛かった。途中休憩挟みながらじゃないと無理だった。けれどその陰惨さをまっすぐ描くところがこの作品の凄味だし、役割だと思
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

小山まみさん良すぎ

大衆的なのをイメージしてたら全然違った。観客みんな?の顔になってた。合唱?みたいなBGM、画面の色合い、演出、ねっとりしてるようで乾いてるみたいな空気が不気味。あっけなく人死ぬし
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

3.8

中盤集中切れちゃったけど後半よかった、愛のかたちをしてる

ラストも好きだった、明るくて優しい人だけど決して周りの人に気にいってもらうため流されてる訳じゃないんだよね

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ォ………………つらい


大尉が「美しい響きだ」って褒めた言葉の一つ一つが、名もなき人たちの人生の象徴なんだよ …………でもドイツ語以外の言葉を美しいと感じる感性と勤勉さは持っている人で、それでも集団
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

地獄だ………………あの年代の子たちの経済的な限界、学校や田舎の狭苦しさ、好きだった人やものを失う瞬間、もう全部地獄。スクリーンで観ていたら閉じ込められたような感覚になって途中で抜け出していたかもしれな>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.7

好き!!!!ちょっと古くさくてアツくてオシャレで良い

あまりにも銃声や流血がずーっと続く激しいアクション映画は途中で集中が切れちゃうので、自分にはこれくらいがちょうど良かった。
若ウィル・スミスかっ
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少年の君(2019年製作の映画)

3.6

後半に重きを置きすぎる構成はあまり得意になれないな……この作品に限らずちょっと飽きてしまう

重慶は本当にいいロケーションの街だなと思う。恋する惑星、我的姐姐、この映画もぜんぶ重慶で撮ってる。

いじ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

おもしろかった!ゴジラシリーズ知らなくてもエンタメとしてすっきり見られた。安藤サクラがめちゃ良かった。

ただ戦後を扱うことに関してはちょっといいのか悪いのかわからないな

君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ラストの「何でもない」でしんでしまった


ゲイいじりと同様に、あの男子校はかなり極端な例だとは思うけど、「女の子なら〜」的な話と同じように若い男の性欲の部分ばかり強調されて、教官も同じ性別なのに一方
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The Peasants(英題)(2023年製作の映画)

3.4

字幕なしで観ちゃったから話は全然わかってない!音楽めっちゃよかった
フルアニメーションの映像は季節の移り変わりの表現には感動したんだけど、人間の動きはちょっとAIっぽくて慣れるのに時間かかってしまった
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天気の子(2019年製作の映画)

3.4

思ってたよりテンポ良かった。

歌舞伎町の風俗キャッチやラブホテル描写が露骨なんだけどその意義があんまりわからなかった。
思春期というか若さゆえの視野の狭さ息苦しさ、ゆえの無敵感みたいなものを描きたか
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

ちひろさん肉体関係は持つけどアセクシャルなのかなあ。

豊嶋花ちゃん本当にいい役者さんだよね。かわいい。
うまく言えないけど、それぞれ孤独や息苦しさとうまく共存しようとしてできてるのかできてないのかわ
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オオカミの家(2018年製作の映画)

4.0

久しぶりに映画ってアニメーションってここまでできるんだって思った。
ずっと不気味だけどなぜか包容感があって、その生温かさの正体が宗教なのあーーーってなるよね、、、、

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

悔しいけど東出エロいんだよな〜……!!

それは置いといて、デマの広まり方や混乱のさなかにある人たちの心理として、自分が偏見にさらされる可能性とリンチに加わる可能性両方を認識しておくべきだなと感じた。
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

4年ぶりとかに観た。もっと前かも。

初見はとにかく映像の奇抜さに度肝抜かされるんだけど、今敏作品の「夢」は眠ってる時の夢だけじゃなくて儚い将来への夢も含まれていて、それを全部ごちゃまぜにした精神世界
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.9

よかった!!ドリスの歯を見せる笑い方がかわいくてしょうがない。音楽もいい。
フィリップがときおりドリスを羨ましそうに見つめるのが切なかった。お互いのいい所を素直に受け入れられる大人でいられるのすごい。
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.2

原作から好き 才能の人と努力の人って永遠のテーマだね

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

しんど……

恋愛要素じゃなく小劇場界隈で芽が出ない苦しさがどこか自分と重なってしまって辛くなった。照生は怪我をしてなくても、ダンサーとして生計立てるのなかなか難しかったんじゃないかな……仲良いダンサ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

よかった!ミー坊の不器用なまっすぐさが周りの人を照らすようになっていって泣けた。好きなものを謙虚に好きでい続けるって簡単じゃないよね、さかなクン大好き。

さかなクンご本人のエピソードだと吹奏楽部の話
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.4

きつい。子役たち撮影中ちゃんとケアされてるといいな
元の事件から母親のパーソナルな部分を削いでネグレクトと育児ノイローゼ問題に迫る感じにしたかったのかな。セルフ中絶(だよね…?)も辛い。

名前も顔も
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

はじめ5000字くらい書いてたレビュー消えちゃって泣いてる。*2回目鑑賞後追記してます

すごすぎた、映画体験トップレベルの衝撃。栄枯盛衰、京劇の描写も歴史描写も丁寧で鮮烈だった。抗日戦争も文化大革命
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

-

難しかったし途中画面酔いしちゃったなあ

マルケータの瞳とカメラワークが忘れられない。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

難しかったし途中で目つぶってしまってちゃんと受け止めきれてない気がする、もう1回観たいな

親の親じゃないパーソナルな部分を見る、しかも鬱っぽさが漂うのがかなり苦しい。ホームビデオで旅行の記録を振り返
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