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福田村事件のbibiのレビュー・感想・評価

福田村事件(2023年製作の映画)
4.1
2024/1/4追記
能登半島地震が起きた今だからこそ見てほしいし、見るべきだと思う。

公式HPより
「行き交う情報に惑わされ生存への不安や恐怖に煽られたとき、集団心理は加速し、群衆は暴走する。これは単なる過去の事件では終われない、今を生きる私たちの物語」

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶのだから、私たちは福田村事件から学ばなければならない。



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過激な言葉を使うと、私たち日本人が北朝鮮という化け物を生み出した一因でもあると思う。

これは映画『太陽の下で』を鑑賞した時に抱いた感想。

朝鮮人の人格を否定し日本語教育を徹底して日本人化を進め、その反発として反日に徹している北朝鮮。全てが日本人のせいだとは思わないけれど、これを口実にされているのかもしれないけれど、一因になっていることは間違いないと思う。

こんなことを発信しても私は殺されない。
なんて平和なのか。
人は、自分のわからないものに対して不安を抱き攻撃的になる。それは当たり前の反応だと思う。
でも、自分も誰かの「わからないもの」になることを理解して反応しているだろうか。
知っていれば防げたこと、だから私たちは知らなければいけない。

自分と異なるものへの負の反応は、
こうした在日、移民、障がい者、の諸問題にも通ずるものがある。
最近見たものだと『月』『PLAN75』『ヨーロッパ新世紀』など、関連して考えさせられる。

■映画館
今日はジャックにて。
中央あたりで距離感はちょうど良い。
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